【FXのレバレッジとは】
Studing Money⑧
目次
【FXのレバレッジとは】
- FXとは、外国為替証拠金取引(Foreign Exchange)略です。
- レバレッジとは、取引金額と証拠金(保証金)の割合(倍数)を指します。
- スワップポイントとは、2通貨間の金利差を日割りで受け取るもの(金利みたいなもの)
外国為替証拠金取引(FX)は、最初に外国為替証拠金取引業者に証拠金(保証金)を渡し、それを元手に証拠金よりも大きな取引金額で通貨を買うことができます。
- レバレッジは、業者によって異なりますが、1倍・2倍・5倍・10倍など好きな倍率で投資することができます。(最高倍率は25倍です)
- レバレッジ = 取引金額 ÷ 証拠金額
【投資利回りの比較】
※1年後投資した外貨が『値上がりした時』と『値下がりした時』を比較してみます。
『取得時より値上がりした時』
《条件》
- 現在の為替レート:1米ドル100円
- スワップポイント:1万米ドルにつき100円/1日
- 1年後の為替レート:1米ドル120円
A | B | C | D | |
証拠金 | 100万円 | 100万円 | 100万円 | 100万円 |
取引金額 | 10,000ドル | 30,000ドル | 100.000ドル | 200,000ドル |
レバレッジ | 1倍 | 3倍 | 10倍 | 20倍 |
為替差益(円) 120円-100円=20円 |
200,000円 | 600,000円 | 2,000,000円 | 4,000,000円 |
スワップポイント(円) | 36,500円 | 109,500円 | 365,000円 | 730,000円 |
合計(円) | 236,500円 | 709,500円 | 2,365,000円 | 4,730,000円 |
利回り(%) | 23.65% | 70.95% | 236.50% | 473.00% |
※取得時より値上がりした時は、レバレッジが大きいほど利回りも高くなります。
『取得時より値下がりした時』
《条件》
- 現在の為替レート:1米ドル100円
- スワップポイント:1万米ドルにつき100円/1日
- 1年後の為替レート:1米ドル90円
A | B | C | D | |
証拠金 | 100万円 | 100万円 | 100万円 | 100万円 |
取引金額 | 10,000ドル | 30,000ドル | 100,000ドル | 200,000ドル |
レバレッジ | 1倍 | 3倍 | 10倍 | 20倍 |
為替差益(円)90円-100円=▲10円 | ▲100,000円 | ▲300,000円 | ▲1,000,000円 | ▲2,000,000円 |
スワップポイント(円) | 36,500円 | 109,500円 | 365,000円 | 730,000円 |
合計(円) | ▲63,500円 | ▲190,500円 | ▲635,000円 | ▲1,270,000円 |
利回り(%) | ▲6.35% | ▲19.05% | ▲63.50% | ▲127.00% |
※取得時より値下がりした時は、レバレッジが大きいほど損失も拡大します。
【アドバイス】
- レバレッジは、『てこの原理』とも呼ばれます。少ない元手で、大きく運用できるのがメリットです。
- しかし、取得時より『値下がり』するとそれに比例して、損失も拡大していきますので見極めが重要となります。
- FX以外でも、『レバレッジを活用する金融商品』は存在します。金融商品ごとにルールが異なりますので確認が必要です。
- このレバレッジは『作用反作用の法則』が働きますので、大きな利益をもたらす一方、大きな損失ももたらします。