【生活一覧(防災・生活)】

時代が変わった時こそ『一人ひとりが考える時代』に

目次

はじめに

近年、新型ウイルスが世界中に蔓延していることを受け、世界が大きな変化に見舞われていることはご承知の事と思います。

現在のメディア報道や各国の取り組み方から考えるとおそらく今後数年間は、この『新型ウイルス』を念頭に置いた生活基盤が構築されると思われます。

経済は、雇用があって成り立つことになりますので、今回の一件から『雇用の回復』がとても重要となります。

世界の人口を見ても、現在約77億人がおり国連は2100年には112億人になるだろうと予測しております。

その一方、日本は、2060年には8,600万人まで人口が減るであろうと予測がされています。

人口が減少するということは『働く人』も減少します。働く人が減少すると『産業が衰退』します。産業が衰退すると『GDP』が下がります。GDPが下がると『物価』は上昇します。物価が上昇すると『お金の価値』が下がります。

しかしながら、生活をするには『お金が必要』です。今後の物価上昇を考えて『お金を増やす』ことはとても重要となってきます。

完全失業率

現在は、人口減少とは真逆のサイクルで推移しています。

人が減少をする前に、企業の衰退が起こっているため『失業率』が増加の傾向にあります。

これらは、一過性であれば持ち直すことが出来ますが、世界情勢も同様の変化に見舞われているため注視していく必要があります。

 

  日本の年平均の失業率
2017年 2018年 2019年
完全失業率 2.8% 2.4% 2.4%

 

  日本の2020年度 月次の失業率
4月 5月 6月 7月
完全失業率 2.6% 2.9% 2.8% 2.9%

 

  2020年7月度 世界の失業率
アメリカ 中国 ユーロ ブラジル
失業率 10.2% 5.7% 7.9% 3.7%

※アメリカはレイオフ(再雇用を条件とした一時解雇)が含まれている。

世界の人口

今後、人口増加に伴い『仕事のある国』に人は集まってきます。

現在、インターネットの時代とも言われておりますが、インフラ事業を考えた時には自国に人を入れて作業を行う必要があります。

インフラ事業は、各国が『自国の利便性』を追求する事業となりますので『技術力』はとても大切となります。

インフラ事業は時間がとてもかかりますので、技術力のある国に人は流れてくると言っても良いでしょう。

 

世界の人口 国別ランキング(単位:千人)

(2019年データ)

順位 1位  2位 3位

国名(人口)

中国(1,433,784)

インド(1,366,418)

米国(329,065)

順位 4位 5位 6位

国名(人口)

インドネシア(270,626)

パキスタン(216,565)

ブラジル(211,050)

順位 7位 8位 9位

国名(人口)

ナイジェリア(200,964)

バングラデシュ(163,046)

ロシア(145,872)

順位 10位 11位 全世界

国名(人口)

メキシコ(127,576)

日本(126,860)

全世界人口(7,713,468)

全世界の人口(7,713,468)に対し上位11か国(日本含む)合計人数(45,918,826)が占める割合は60%にも及ぶ。

今後の展望予測

今後の企業は、外国人の採用を増やしていかざる負えません。

本来、日本人で仕事が回れば良いのですが、現状においても外国人を雇わないと仕事が回らない所は多数存在します。

しかしながら、企業も生産性を重視しなければ競争に勝つことが出来ないので益々『優秀な人材』を求める事になります。

国内においても、今後は外国人が増える事を考えると『語学や生活基盤の構築』は必要不可欠となるかもしれません。

そのことから、本格的なグローバル時代が『この日本にも』到来するものと考えます。

これらの事を『チャンス』と捉えるためにも『今できる事』を見直していきましょう。

 

グローバル時代への準備

今後の『収入』を得るためには、日本国内に訪れている外国人との交流が不可欠です。

外国の方への『サービス』をどのように行うかは人それぞれです。

交流の目的を念頭に置いたうえで、次の時代の準備をすることはとても大切です。

その準備をする上での一例を紹介致します。

 

  • 語学(コミュニケーション)

外国の方とのコミュニケーションはとても重要です。

単純に言葉を変換しただけでは、理解していただけないことも多いため『その国の文化』を学ぶこともとても重要となります。

日本の常識と世界の常識が異なる場合がありますので、外国の方から学ぶのはとても大切です。

  • 不動産(賃貸・売買)

日本は、外国人の方でも自宅を購入することができますが、住宅ローンを申し込むとなれば『特別永住権』が必要となります。そのため、短期訪日者は賃貸物件を選ぶことになります。

不動産事業を行う際には、専門家のアドバイスは不可欠となりますので、外国人向けの物件を扱う場合には準備がとても大切になります。

  • IT(DX・オンラインショップ)

商売を始めるにあたり、集客はとても重要となりますが、今後は『ネット決済』がなければ売上につなげることがとても難しくなります。

外国の方は、現金をあまり持ち歩きませんので、ペイメント機能を構築する必要があります。

あとがき

今後の時代の背景を考えると、貯蓄づくりはとても大切です。

将来的に物価が上昇しても、資金があれば何とか暮らすことが出来ます。

恐らく、今よりも『競争社会の時代』が訪れ、起業される方が増えると思います。

事業規模が大きくなれば、『高収入・高リスク』となりますので、生産性を向上させ『高収入・低リスク』にすることが肝要です。

今までは一部の方たちが外国人と向き合ってきましたが、近い将来その比率も向上するものと考えています。

今回は、社会保障については触れませんが、日本はセイフティーネットを始め年金・医療など様々な問題を抱えています。

そのことから、一人ひとりの収入は『一人ひとり』が考える時代となっていくのではないでしょうか。