【単利・複利・積立運用】とは
Studing Money②
目次
単利・複利・積立運用とはどのようなものか
【単利】
●100万円(元本)を年利5%(金利)で3年間運用
1年目 100万円(元本) × 5%(金利) = 5万円(利息)
2年目 100万円(元本) × 5%(金利) = 5万円(利息)
3年目 100万円(元本) × 5%(金利) = 5万円(利息)
合計 5万円(利息) × 3年 (運用期間) = 15万円(利息)
元利合計 100万円(元本) + 15万円(利息) = 115万円(元利金)
(税金の考慮はしておりません)
※ 毎年の利息を元本に加えず、元本で運用していく計算が『単利計算』
【複利】
●100万円(元本)を年利5%(金利)で3年間運用
1年目 100万円(元本) × 1.05(金利) = 105万円(元利金)
2年目 105万円(元本) × 1.05(金利) = 110.25万円(元利金)
3年目 110.25万円(元本) × 1.05(金利) = 115.76万円(元利金)
※元利金を翌年の元金に組み入れる。
100万円(元本) × {1.05(1年目)×1.05(2年目)×1.05(3年目)(利息)} = 115.76万円(元利金)
(税金の考慮はしておりません)
※ 金利5%は【1(元金)+0.05(金利)=1.05(元利金)】置き換え計算する。
【単利運用】と【複利運用】の違い
●同じ条件(元金100万円を年利5%で3年間運用)において、
【単利運用】の元利合計は115万円
【複利運用】の元利合計は115.76万円
※この条件の差額は【複利運用】の方が7,625円多くなる。
※同じ運用でも、複利運用の方がパフォーマンスが良い事がわかる。
【72の法則】
『元本が2倍になる年数』を公式に当てはめて計算する。
計算式 : 72 ÷ 利回り = 元本が2倍になる年数
例 : 利回り5%の場合 ⇒ 72 ÷ 5(利回り) = 14.4年(元本が2倍になる年数)
利回り8%の場合 ⇒ 72 ÷ 8(利回り) = 9年(元本が2倍になる年数)
【積立運用】
●小額資金を一定期間積立する事でまとまった資金が構築できる。
例:毎月1万円積立(複利運用)
利回り3% : 1,360,726(10年) 、 3,112,982(20年)
利回り5% : 1,487,434(10年) 、 3,781,971(20年)
利回り8% : 1,713,325(10年) 、 5,223,578(20年)
元金のみ : 1,200,000(10年) 、 2,400,000(20年)
【ポイント】
※上記の一例をみても、同じ期間・同じ金額を積み立てていても大きな差が生まれる事がわかる。
銀行商品にありがちな、『1ヶ月もの』や『3ヶ月もの』という商品があるが、金融商品の金利は『年利』をさす為、
『1ヶ月もの』は、1/12(1ヶ月に計算)し対象期間は1ヶ月のみ ・ 『3ヶ月もの』は、1/12(1ヶ月に計算)し対象期間は3ヶ月のみの事を指す。