【株式とは②】
Studing Money④-2
目次
【株式の評価尺度】
- 企業の貸借対照表(B/S)や損益計算書(P/L)から見た株式の評価とは
【貸借対照表(B/S)】
- 総資産額 = (負債 + 純資産)
- 1株当たりの純資産(BPS) = 純資産額 ÷ 発行済株式総数
※PER : 1株当たりの純資産(BPS)から株価水準を評価する物差し
- PBR = 株価 ÷ 1株当たり純資産(BPS)
※現在の株価が1株当たりの純資産の何倍に相当するかを見るもの(単位:倍)
- PBRが低いほど、その銘柄は利益に対して割安
- PBRが高いほど、その銘柄は利益に対して割高
※1株当たりの純資産はその会社の『解散価値』を表すものであり、株価下落時の下値を目処としてつかわれる。(1倍=解散価値)
【損益計算書(P/L)】
- 売上高⇒営業利益⇒経常利益⇒当期純利益
- 1株当たり純利益(EPS) = 純利益額 ÷ 発行済株式総数
※PER : 1株当たりの純利益(EPS)から株価水準を評価する物差し
- PER = 株価 ÷ 1株当り純利益(ESP)
※現在の株価が1株当りの純利益の何倍に相当するかを見るもの(単位:倍)
- PERが低いほど、その銘柄は利益に対して割安
- PERが高いほど、その銘柄は利益に対して割高
※EPSは予想値に使うのが一般的。
【ROE】
『企業が株主から払い込まれた資金をもとに、どのくらいの利益を上げることができたか』を見る指標の一つ
- ROE = 純利益 ÷ 株主資本(自己資本・純資産) × 100
- 損益計算書(P/L)の『純利益』 ÷ 貸借対照表(B/S)の『株主資本(純資産)』 × 100
- ROE(%) = 【EPS ÷ BPS × 100】 = 【PBR ÷ PER × 100】
※株主資本は期首・期末の平均値が一般的。
【株式益回りとイールドスプレッド】
※1株当りの株価に対して、その会社がどのくらいの利益を上げているかを見る物差しが『株式益回り』
- 株式益回り(%)=【株当たり純利益(EPS)÷株価×100】=【純利益÷株式時価総額×100】
※『長期金利』と『益回り』の差を『イールドスプレッド』と言う。
(その株価が長期金利と比較して割高なのかどうかを判断する指標)
- イールドスプレッド = 長期金利 - 株式益回り
【ポイント】
- イールドスプレッドが大きいと、株価は割高と考えられます。
- 『長期金利』とは、10年後に満期が来る国債利回りをさします。