【ビジネスとの向き合い方】
目次
【初めに】
ビジネスは、『収益を上げる為だけ』に目的を絞っていては落とし穴に落ちます。
現代において、商売を始めるうえで様々な戦略・リスクを加味する必要があるからです。
今回は、その点を簡単にご説明して参ります。
下記に挙げる項目について最低限おさえておく必要があります。
それでは、一つ一つ見ていきましょう。
【ストラテジー(戦略)】
- 収益化(ロジック)
- 営業戦略(集客力)
- 組織
- マーケティング
- 法律
- 税金
- ダイバーシティ
- 公共性
『収益化(ロジック)について』
ここでは、収益を上げるためにお客様との窓口となります。
リアル店舗・ネット店舗とやり方は様々ですが、何で収益を上げていくのかを『明確』にします。
例えば、商品サイトであれば、『商品メニュー』や『広告』などを構築しお客様が自ら決済できる『仕組み』を考えます。
※ここには、営業戦略(集客力)は取り入れません。
『営業戦略(集客力)について』
ここでは、一般的に営業活動となります。
ここでのポイントは、『ツール』と『心理学』です。
『ツール』は、チラシ配布、広告掲載、紹介、SNSなどを利用し視覚でアプローチします。
『心理学』は、興味を持っていないお客様に興味をもって頂くように誘導します。
※ここだけに力を入れていると、一生やり続けていかない限り収益は生まれません。
『組織力について』
ここでは、業務の細分化を指します。
『法人成り』にしていくことは、個人事業主よりも有利に働いていくものと考えています。
その母体的考え方が、『業務の分散化』です。
例えば物販を行うとき、『仕入れ・決済(経理)・商品管理・運搬』などの業務があったとします。
この一連の作業を一人で行うか、それとも流れ作業で行うかでは、取り扱う量に大きな開きが生じます。
昔は、社長と言ったらプレジデント(President)でした。しかし今では、アメリカを始めCEOやCFOなど
最高〇〇責任者という肩書が存在します。この意味は、各組織のトップが責任を持つという業務効率の一環を担っています。
いわゆる、業務の分散化をした上で、責任者を配置すると言った思惑があり、現場の事は現場がよく知っていると言うことになります。
『マーケティングについて』
マーケティングは、集客をする上での『分析』です。
場所・時間・時期・二ーズ・性別・年齢などを分析することで、お客様を効率的に集める手法です。
『ペルソナ』は人物に焦点をあてた考え方ですが、マーケティングの一つになります。
わかりやすい例として、駅近くの狭い物件を選ぶか、郊外の広い物件を選ぶかの違いです。
それぞれのお客様はライフスタイルが異なりますので、ターゲット層を決めたあとの戦略として『分析』を行います。
『法律について』
商売を始める上で、様々なルールが存在します。そのルールを最低限把握しなければその商売を続けていくことはできません。
法律として『著作権法』『特許法』『商法』『民法』『個人情報保護法』『消費者契約法』などこの他にも関係する法律はまだまだ沢山あります。
最低限、自分の関係する法律のポイントだけは押さえておきましょう。
※条例・認可等も確認が必要な場合もあります。
『税金について』
税金は、ビジネスをする上で押さえておかなければならない一つです。
売上げ額(売上高)を上げれば満足というわけにはいきません。
最終的には、税引き後にいくら手元に残るかがとっても重要となります。
簡単に説明すると、売上げ額(売上高) - 原価(材料費) - 販管費(人件費・家賃等) - 税金 = 当期純利益(確定利益)となります。
この『当期純利益』を毎年積み上げ商売を大きくしていきます。
※当期純利益は、『年単位』で考えます。
【ペナルティー】
- 延滞税(未納付額×年14.6% 納期後2ヶ月以内は7.3%)
- 利子税(延滞税額×3.0%~7.3%)
- 過少申告加算税(増額した税額×10%)
- 無申告加算税(納付税額×10%)
- 重加算税(増額税額×35% / 納付税額×35%~40%)
- 不納付加算税(納付税額場×10%)
『ダイバーシティについて』
ダイバーシティとは、雇用する従業員の『多様性』です。
人には、民族 ・ 文化・価値観・ ライフスタイルなど様々な違いが生じます。
偏見や差別をせず、『平等な考え方』をもって従業員と接することが大切です。
私も、アメリカの会社にいるときは、何度も何度も勉強をさせられました。
グローバル社会となった今だからこそ『重要度』が増していくものと考えています。
『公共性について』
公共性の根底にあるのが『社会貢献』です。
ビジネスは社会の中で存在するため、この社会貢献を忘れてはいけません。
人の為に役立つからこそ、『商品が売れる』という考えが前提にありますので、
お客様の不利益とならない取り組みがとっても重要となります。(頭の片隅に置いておきましょう)
【あとがき】
これらは一部の考え方に過ぎません。
ビジネスを行う上では、様々な壁にぶつかりますが事前準備を怠らず最小限のリスクで取り組んでいきましょう。
自分に合った企業を選ぶことはとても重要です。
幅広い業務に携わる事でスキルが身に付き,起業する上でもとても有利になります。
就職をする際には、企業選びはとても重要です。転職をする際、明暗が顕著に表れるからです。
将来につながる会社選びをしていきましょう。