【投資信託とは】
Studing Money⑨
目次
【投資信託とは】
投資信託は、複数の投資家から集めた資金を、専門家が管理・運用し、分散投資によって得られた収益を投資家に分配し還元する金融商品(ファンドとも言う)
『投資信託の特徴』
①小さな資金で投資できる。
- 投資信託は、通常は1万円以上1円単位といった極めて小口の単位で販売・募集されています。
- 小口でも大勢の人々の資金が一つにまとめられますので、その金額は数十億円・数百億円と非常に大きなものになります。
②専門家が運用する
- 投資には知識と経験が必要ですが、投資信託を利用すれば『投資信託会社』という運用の専門会社を割安なコストで利用することができます。
③運用の原則は分散投資
- 投資信託の資金運用は『分散投資』が原則です。
- リスクを分散することで安全性と収益性を図っています。
④元本保証はない
- 投資信託は、株式や債券などで運用するので元本保証はありません。
- 大幅に値下がり損を被ることもあります。
『投資信託の利回り』
- 利回り計算は、測定開始時の基準価格と測定終了時の基準価格を用いて算出します。
- 利回り計算は、分配金が支払われると『基準価格』が下がるため分配金も合算して計算します。
※分配金は、2種類あります。
- 普通分配金:運用収益を分配する。
- 特別分配金:元本の一部払い戻し。
※基準価格が下がる点では同じです。
※期間中の分配型は、2種類あります。
- 分配金の支払いがある『分配型』
- 分派金の支払いのない『無分配型』
【分配金がない場合の利回り】
《条件》
投資信託購入時(基準価格): 10,000円
1年後 (基準価格): 11,500円
- 利回り={11,500(1年後の基準価格)÷10,000(購入時の基準価格)}-1=0.15(15%)
《条件》
投資信託購入時(基準価格):10,000円
1年後 (基準価格):11,500円
2年後 (基準価格):12,500円
- 利回り=【√{11,500(1年後の基準)÷10,000(購入時の基準価格)}×√{12,500(2年後の基準価格)÷11,500(1年後の基準価格)}】-1=0.118(11.8%)
【分配金がある場合の利回り】
《条件》
投資信託購入時(基準価格):10,000円
1年後 (分配金): 500円
分配金落ち後 (基準価格):11,500円
- 利回り=【{500(分配金)+11,500(分配金落ち後基準価格)} ÷10,000(購入時の基準価格)】-1 =0.2(20%)
※分配金が支払われると、基準価格が下がるため分配金を含めて利回り計算をする。
『アドバイス』
今回は『分配金の利回り』について解説しましたが、投資信託の商品は無数にあります。
投資信託の目論見書を見ることでいろいろなパターンが学べます。
是非、参考にしてみて下さい。
『おすすめ』
- 株や債券の事はプロに相談